経営者の決断

気になる塾は、きっと好きになる塾。

経営危機に瀕したリンガーハットグループが野菜の国産化を決定し値上げした…という内容の番組をテレビで見ました。売上が落ちたから素材を落として安くするという楽な戦法に走らず、あえて国産の安全な野菜に目を向けた経営者の思想は正しいと思います。あとは消費者の思想とモラルの問題です。九州・長崎発の上場会社リンガーハットグループの再生を願っています。チャンポンを話題にしたのでラーメン店を題材に質問をつくってみました。


Q:どのお店を選ぶのが正しいでしょう?
@「地元こだわりのラーメン店」…550円
国産材料と厳選トンコツをジックリ煮込んだ特製スープに国産小麦を使った自家製麺。チャーシューを含めたトッピングもオーナー自ら仕込みと調理をしています。
A「大型フランチャイズA」…590円
味を均一にするためにスープや麺、ギョーザなど全ての材料を自社工場から直送します。大きくキレイな店舗でスタッフ全員でマニュアルどおりに調理と接客を行っています。
B「大型フランチャイズB」…380円(月に1回無料デイあり)
ラーメンのスープは粉末、ギョウザは食品メーカーの冷凍モノ。とにかく安いがウリのラーメン店。ひとりの社員とアルバイト数名で調理?!しています。


※答えの前に解説※
家電製品や自動車のように全く同じ商品ならば価格が判断の決め手となる場合も少なくないでしょう。それでも接客やアフターサービスといった付加価値が価格にも勝ることがあります。しかしながら、商品自体が異なる場合は、表面価格はあくまでも判断材料の一部でしかありません。塾のように商品自体のカタチや中身が見え難い場合こそ消費者の確かな目と良識が問われます。塾業界に限らず規模(利益)の拡大は商品やサービスの希薄化との闘いです。経営者は希薄化を補うためにそこで得た利益の一部を店舗設備に投資したり、広告経費にまわします。必要以上に華美な店舗や派手な広告、あれっ?!と思うCMキャラクターは希薄化の埋め合わせと見て取れます。話が塾選びの方へ逸れてしまいましたが…正解はスグ下↓にあります。


A:問題の答え
どれも正解…「自己責任という意味で消費は個人の自由だから」です。


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