山中先生、今回のチラシは今までになく直球ですねぇ。何か心境の変化とかあったんですか？』と、先日出張先で県外大手塾の幹部から聞かれました。そこで…「心境の変化とか方針の変更とかあったわけじゃありませんよ。ただ、合格者数にしろ無料＆安売り講習にしろチョッとやり過ぎかなぁ!?って感じてきたんで、そんな策を労さずともちゃんとした現場があって、それを普通に表現すればチラシも塾もイイものになるんですよ！ってことを言いたい感はありましたかね?!」と、お答えしました。

３人で10年かけてつくった[合格率]と直近の[成績アップ]。塾が語るにこれ以上、分かりやすい数字はないと思います。市場がこれを見て何も感じず他塾様を選ばれるならばそれはそれで自己責任です。もし、誰もが良いものを良い、正しいものは正しいと判断できたら、一極集中でヘンテコな市場構造になっちゃいます。ナルゼミの定員は、この長嶺(東部)地区のたった５％程度です。半分の人がナルゼミのことを正しく理解され、その10分の１の方がナルゼミを訪れて頂ければそれだけで十分です。

実際、今年の夏は過去10年でも例がないくらい早い時期から夏期講習のお申し込みをたくさん頂いています。それに今回は、この界隈の有名塾や個別塾を経験された方の割合が圧倒的に多いことも特徴です。確かに今までのナルゼミは、塾生や私たちとご縁があった方々がご覧になって入塾行動を起こすことを想定した“口コミ援助チラシ”を作ってきました。ですから、いくらナルゼミのことが気になっても興味があってもご縁がなければ、なかなかハードルを超えることが出来なかったようです。そんな反省から、せめて気になっておられる方々が抵抗感なくナルゼミの玄関を開けることができる分かりやすいチラシにしなければイケないなぁ…と考えてチラシのコンセプトから考え直しました。それが今回の“合格率という尺度(ものさし)”です。

都合のイイ数字だけを拾ったり、派手な言葉や写真を並べて勢いで誤魔化したり…そんなチラシばかりの塾業界に小さな一石でも投じることができたでしょうか？