勝ち抜け世代!?

気になる塾は、きっと好きになる塾

鹿児島県の公立中学校校長(55)がパチンコ店で置き忘れの財布から現金を盗み逮捕(熊日27面)…だそうです。

この記事を読むと“校長”という職業だけが印象に残ります。しかし、注視しなければならないのは職業でなく55歳という年齢です。55歳といえば…勝ち抜け世代=昭和30年前後の生まれでしょうか?戦中戦後の混乱を経験せず、バブル崩壊以降の景気低迷さえも避けて通れた“幸運世代”です。能力以上の役職と報酬を得、危機感とは程遠い世界で社会を歩んでこられた世代でもあります。この世代の方々がみんなそうだとは決して申しませんが、この校長先生に代表される“なぜ?”って理解に苦しむことをされる方々は決まってこの世代の方々です。

塾業界にもこの問題は厳然として横たわっています。“開ければ塾生が集まった時代”に現場を経験したこの世代は、今の現場に何の助言も力添えも出来ない管理職になっています。にも関わらず役職と報酬だけは一人前以上…。そんなカタチだけの幹部の口から繰り返し出る言葉といったら…“頑張れ!”とか“オレが現場にいたことろは…”とか、今の若手(現場)にとって何の参考にもならない話ばかり…。

今となっては気の毒にも思える“勝ち抜け世代”の方々をみていると、若い時代の“負け”や“苦労”はある程度経験しながら歳を重ねなければ後から大変な思いをするということを教えてもらっているような気がします。


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