新年のご挨拶

気になる塾は、きっと好きになる塾

明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。

さて…
塾業界は冬期講習で大忙しですが世間様は年末年始でホッと一息というところでしょうか?この時期は塾業界以外の方々ともお会いすることが多くなりますが、皆様一様に仕事が大きくなられているご様子で私としては些か焦りさえ感じることもあります。一般的に技術革新が日進月歩の業界ならば、新しいものを少しでも多く、そして他社(者)よりも早く取り入れて自らのチカラにしなければならないわけですが、教育業界に関しては一概にそうともいえません。…と申しますのも、学習指導内容は文科省より指導範囲が決められていますし、小中学生の問題を難しくするといっても限度があります。ですから、教材、教え方の基本は何十年も変わっていません。強いて言えば、成績管理や情報管理がIT化されたことぐらいです。

ですから…
私たちは勉強そのものに対して何か高度な取り組みを考えることよりも、むしろ、子どもたちに「勉強や受験を通して何を伝えることができるか?!」「自分たちが実践する勉強法や受験に対する考え方・姿勢が子どもたちの将来に於いてどのようなカタチで役立つのか?!」などを深く考えることが仕事の中心になっています。

ところが…
学習指導の根っ子に教育という観念が薄い塾講師は単に勉強をツール…受験を制度と捉えがちで、そのテクニックを伝授することに終始してしまいます。そうなると、意味不明の教材開発に没頭するようになり「絶対成績が上がる勉強法!」とか…「○○必勝術!」とか、あたかも勉強の方法論を確立したかのような本を出したりするようです。オリジナル教材の開発?!などはその最たる例と言えるでしょう。やってるご本人は得意満面でしょうが、我々にはどうにも稚拙な所業に見えて仕方がありません。

少なくとも…
自らを先生と名乗り、子どもたちに接する仕事を生業とする者ならば“勉強を教える”ということを単にテクニックを伝えることと解さずに“人を育てる”という広い視野で捉え日々の学習指導に取り組んで欲しいものです。

我々とて…
11年以上同じ場所、同じ講師陣で毎日々…同じことの繰り返しをしているようですが、日々発見と反省、そして進歩の連続です。開塾当時は「10年もすればこれで完成!といえる塾(教室)になるだろう…」と甘い考えもありましたが、やればやるほど教育という仕事の奥の深さを感じています。

最初…
新年1本目のトピックスは軽やかに短く済ませようと書き始めましたがご覧のとおりです…お許しください。そして、最後になりましたが1月下旬から始まる高校入試でナルゼミ70名の受験生が全員第一志望校に合格することを祈りながら今年最初のトピックスを締めくくらせて頂きます。




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