適正値

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『ウチの子、どれくらいの成績まで伸びますか?』と何百人のお母さんから聞かれたことでしょう^^

最近ではこんな答え方をしています。「親として大切に考えている子育ての観点を成績も含めて6程度あげ、それを10段階で評価してみてください。もちろん、評価というのは点数をつけるという意味ではなく…ウチの子はこのくらいはできるだろうな!?っていう見方で結構です。例えば、運動能力/協調性/リーダーシップ/音楽/芸術/明るさ素直さ/集中力…などですね。

[運動能力]は結構いい方だから10段階のうち【8】かな?とか、[強調性]は【6】かな!?とか、あまり考えずに決めて最後に[成績]に関する観点評価をしてみてください。

成績に関してもし【7】という数字を書かれた場合、それがお子さんの成績に関する現在の適正値です。300名の学年なら【91〜120番】、100人の学年なら【31〜40番】になりますね。

10段階評価で他の観点もいっしょに考えると不思議と我が子の正確な適正値が見えてくるのですが、それが学年順位から見てしまうと、どうしても適正値に入っているにも関わらず「まだ、上に90人以上いるよ。成績が上がらないね!」とか90番が100番になっただけで「スゴく下がった!」とか思ってしまうんですね。マネージメントは相手の正確な分析が大切です。子どもの成績が適正値を下回っていれば成績を上げる策を講じなければなりませんが、適正値の範囲にいる場合は当面維持することを第一に考えるべきでしょう。

成績は誰でも無限に上がり続けるかような誤解を招く塾のチラシが親御さんたちの冷静な判断力を掻き乱し、しなくてもいい親子喧嘩をさせてしまったり、悩む必要の無い成績でお子さんや親御さんを悩ませたりするのは塾業界人のひとりとして大変恥ずかしく思います。



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