55歳定年

夏講習中!


今日、京都大学を出て都市銀行へ就職され、現在熊本地場企業の社長となられている方とお会いしました。銀行マン時代、多くの東京大学卒連中と仕事をしてみて「コイツら頭いい!絶対に適わん…」と思ったとのこと。どんなレベルなんでしょう(苦笑)!?銀行にお勤めだっただけあって経済のことに詳しく、いろいろと勉強させて頂きました。

社長から「山中さんはなぜ独立されたんですか?」と聞かれたので「いろいろ理由はありますが、ひとつは天井と期限がなくなること」と答えました。抽象的には「やりがい」とかもあるんでしょうが、現実論としては収入が実力次第となることと定年退職がなくなることが大きな変化です。実際は苦労ばかりで収入に関してはむしろ勤めてた方が楽だったかな?!と思うことが常ですが、定年退職がなくなったことに関しては良かったと思っています。

通常、塾講師の定年退職は55才、今しばらくは別として将来は退職金なんて期待するべきではありません。ボーナスや退職金なんて官僚が作り出した悪しき報酬体系に過ぎません。で、私たち世代の年金は多分…70才開始。15年間もどうやって無収入でやっていくつもりでしょう?今を乗り切る経営が精一杯の会社から退職金を何千万も貰えるなんて話しはまったく根拠のない妄想です。

塾業界も実はピークを過ぎました。何十人に一人の取締役になれる人は別として現場の講師は50才前後で燃え尽き症候群になります。そうなれば肩たたき…。会社が単価の高い高齢講師よりも若くて元気のイイ若年講師を好むのは当然です。ここ15年で大量採用された塾講師たちの未来は受難と苦難に満ち溢れていることに如何に塾講師といえどもそろそろ気づき始めるころです。経営者は「会社が如何に不安定であるか」ということを知っていますが、そうでない人たちは「会社で真面目に働けば自分は安定する」と信じて疑いません。一般の業種のそれは知りませんが、塾業界に関してはその考え自体を改めるべきです。



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