個別?集団?

映像個別授業で“家スタディ”

どこかのチラシに『集団指導だと授業中で自分が分かっている問題もやるので勉強時間が無駄になります…』みたいなことが書いてありました。

「はぁ?…なに言ってんの?」でございます(^^;

分かった問題をやることはそんなに無駄で意味のないことですか?

ピアノを練習するとき、弾けるようになった曲は発表会まで二度と弾きませんか?

サッカーでドリブルができるようになったら練習ではその後一切、ドリブルしませんか?

分かった問題を繰り返しやることも大切な勉強(復習)です。それに授業では「その問題をどのくらいみんなが正解しているか?どれくらいのスピードで解くか?」「別解はないか?」「周辺知識は大丈夫か?」など、分かる問題をやるにあたってもいろいろな発見や意味があります。

確かにスゴイ時間勉強して…分からない問題(質問)だけを塾で質問できる生徒ならば個別指導の指導形態はピッタリです。ただ、そんなことが最初からできる小中学生は「100人に1人、いるか?!いないか!?」だと思います。個別教室に通っていても授業で「はい、じゃあ…今日はここから勉強しましょうね」って新しい問題ばかりを解かされてるのでは勿体ない話です。よく『個別の方が成績が上がるって』思い込んで疑わない方が多いようですが本当にそうなのでしょうか?だったら山奥や離島の小さな小中学校に通う児童・生徒は超優秀にならなければなりません。なぜなら朝から夕方まで全ての授業が個別指導みないたものだからです。

スポーツでも楽器でも同じです。始めたころや下手なあいだは個人レッスンで手取り足取りで習う方がいい場合もあります。でも、ある程度できるようになったら競争相手やチームメートと刺激し合いながら頑張ることも大切です。みなさんが大好きな部活動をご覧になればお分かりでしょう。サッカーや野球で個別指導の部活がありますか?最初から最後まで個別練習の吹奏楽部がありますか?技術の向上にはある程度まわりと相対的に競いながら頑張ることも必要なのです。

それと、勉強時間の大部分は家庭学習であることが基本ですから、個別指導でも集団指導でも『家庭学習』を大切に考えない塾は要注意です。個別指導には個別の良さ、集団一斉指導には集団の良さがあります。その性質を正しく理解して授業に臨む準備をシッカリやらなければ成績も上がらないし、どちらにしても勿体ないということだけは知っておく必要があります。

私の申し上げていることは15年前から一環して変わっていません。「偏差値40未満で集団授業に付いていけない生徒、逆に偏差値70以上で家庭学習をキチンとやってじゅうぶんな質問を塾に持って行ける生徒、この両者は個別指導の教室がお勧めです」但し、偏差値40未満の生徒には講師にそれ相応の指導力が必要ですし、偏差値70以上の生徒には高い教務力が必要となります。このことを講師を割り振りする個別教室の責任者が理解しているかどうか!?親御さんが確かめなければなりません。

ナルゼミはこの春から一斉授業の通常コースに加えて「通わない塾(登録商標)」というコースを始めます。映像授業やグループウェアを最大限に活用し、低価格で高質なサービスを提供できると考えています。ご期待ください(^^)



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