ひとつのアイディア

成績アップと合格率のナルゼミ

最近、個別指導塾がブラックバイトの代名詞かのように言われてます。私見に過ぎませんが…学生さんが根本的なことを理解されていないような気がします。

確かに「誰にでもできない仕事」や「誰もがしたがらない仕事」に対しては一般的に賃金が割高に支払われます。ただ、ここで話題になっている塾講師は「個別指導塾の講師」です。昔から[塾講師は時給が高いよ]と言われますが、ここで言う[塾講師]は集団塾の講師を指しています。理由は簡単で、人前に立って話し(授業)をしようとするなら、それ相応の予習という事前作業が必要になるからです。生半可な理解ではたとえ子どもさんの前でも流暢にしゃべることはできません。何十年と塾で授業をやっている私たちが何年間も使い慣れたテキストを使う場合でも必ず予習します。塾講師の高給にはそういう授業前後の付帯業務、それに経験が時給やコマ給として跳ね返っているに過ぎません。

個別指導塾でも一応“授業”と称してはいますが、私たち集団塾の講師からすると個別指導塾の勉強は[単なる勉強]であって[授業]とはとても呼べません。なぜなら、個別指導塾の講師は基本的に予習をしませんし、そもそもテキストさえ持っていません。予習を「しません」というより「できません」と言った方が適切な表現かもしれません。なぜなら一般的な個別指導塾の勉強は担当学年や教科が不特定なので予習のしようがないからです。それに、もし講師にテキストを持たせるとしたら中学生だけでも5教科3学年で最低15冊は必要ということになります。学力別に3種類のテキストを採用している教室なら1人の講師に対して45冊ほどテキストを持たせなければならない計算になります。

確かに最低限の学力がないとできない個別指導塾の講師ですが、私たち集団塾の講師から見ると素人でしかない個別指導塾の講師時給が安いのは当然といえば当然のことだと感じています。とはいっても程度がありますし、個々の実際は分かりかねます。ただ、学生さんが「集団塾講師=個別指導塾講師」みたいな勘違いをしているのであれば話し合いは永遠に平行線でしょう。そこで私のアイディアですが、いっそ学生さんに勘違いさせないためにも「先生や講師」と呼ばず「先輩」とか「お兄さん、お姉さん」と呼んではいかがでしょう!?(笑)





 リンク先
 *次へ
 *前へ
 *top pageへ
 *topics indexへ
▲上に戻る



Copyright©
narusemi Co.Ltd,.
All rights reserved.