若手の将来を案じてます…

成績アップと合格率のナルゼミ

「個別の教室長」って一昔前、業界ではリストラ要員の代名詞でした。

…というのも、学習塾が新卒の大学生を採用するようになったのは約20年前。普段の塾通いが習慣化され大きな校舎を作り始めた時期と一致します。ちょうどその頃に採用された人たちが今の40歳前後の世代です。本当ならとっくにリストラされている人たちも幸いなことに15年ほど前から「個別ブーム」が到来したお陰で辞めずに済んでいます。

ただ…、授業が上手くならない講師、生徒から人気がない講師、後輩や部下の面倒が見れない講師が小さな個別教室の責任者(教室長)として配置転換を余儀なくされたので、当時私たち講師の間では個別の教室長になってくれと言われたら辞めてくれと言われたようなもんだよなあ…という共通認識がありました。なぜなら、授業ができる私たちにとって大きな校舎から1人切り離されて小さな教室で大学生講師と生徒の面倒を見る毎日なんて想像もしたくありませんでしたから…。でも、まあ、しかし、その個別ブームのお陰でリストラを免れた同輩や後輩たちが大勢いるわけですから由としましょう。

組織は大なれ小なれ三角形です。業界や会社の都合で同期や同世代が多くなればなるほど先々強烈なリストラや頭打ちを覚悟しなければなりません。昔は塾といえば社会不適応を起こして行き場を失った連中が転がり込んで来る代表的な業界でしたが、ここ10年はどこの業界でも企業でも務まるような優秀で将来性のある新卒がどんどん塾業界に入ってきています。

子どもたちや親御さんの反応を見るにそろそろ個別ブームも下火になってきているように感じます。業界は若い彼らの将来にちゃんと責任を持つ覚悟とビジョンを持たなければなりません。





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