大したことは書いてませんが…
長い^^;

5つの学能と10段階学習法のナルゼミ


信じられないかもしれませんが、30年前の塾には「生徒を集めるという仕事」と「成績を上げるという仕事」はありませんでした。教室を開けていれば生徒はどんどん集まってくるわけですから、そんなこと考える必要なんてありません。「生徒が辞めないか!?」それだけを心配して仕事をしていましたし、現場の先生の意識や評価は「生徒を辞めさせないこと」「生徒を辞めさせない先生がいい先生」でした。

そんな感じてやれてた塾も周りに教室がどんどん増えてきた20年くらい前から「生徒を集めるという仕事」つまり、営業的な意識で仕事をしなければならなくなってきました。「成績を上げるという仕事」に関してはいろいろ言ってはいるようですが、保護者や生徒に対して「これが勉強の仕方です!」「こうやれば成績が上がります!」というシンプルな説明ができる塾は未だに見たことも聞いたこともありません(私の見識が狭いので…)。よくあるのは、成績の良い子を上手く集めている塾が「あそこに通えば何か特別なことがあってウチの子でも成績が上がりそうな気がする」という誤解というか、期待させるタイプの塾…。

集団塾から遅れること20年、派生モデルとして生まれた個別指導塾もほんの10年前までは「個別指導塾」という名前を付けて教室を開ければどんどん生徒が入ってきました。しかし、ここ数年は個別指導塾という看板や屋号だけでは昔のように生徒が集まって来なくなったと個別指導塾を経営されている方々がよく口にされます。

ここから先は集団塾であれ個別指導塾であれ『成績を上げる』ということをキチンと説明できる塾が求められる時代になります。いよいよ塾業界も成熟期に入るということです。大学受験の指導をする予備校は大手予備校が全国に広がり、そこで教える名物講師の授業をインターネットを介して視聴することがきるようになったことで成熟したと見ることができます。今後は、より安価で質の高い映像授業が残っていくことは容易に想像できますが、その指導スタイルや指導法が大きく変わることはないでしょう。しかし、この高校生に向いて成熟した方法論は中学生や小学生には全く通用しません。そういう意味では集団から個別に業態を変化させ『成績を上げる』という技術を高めることなく過ごしてきた小中学生を教える教室はまだまだ発展途上であり、開発の余地は大いにあると言えるでしょう。







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