塾講師の指導技術

5つの学能と10段階学習法のナルゼミ


@説明解説力…※学力と話術さえあれば塾講師なら誰でも出来なくてはならないので基本的なことです。
※公立中学校で上位10%に入る程度

A単元系統指示…「ここが分からないなら、ここから勉強して」みたいなことを指示する力です。中学生の勉強内容なら複雑微妙な単元系統指示は必要ないので@が大丈夫なら誰でも出来ます。つまり、これも基本的なことです。

B成績と難易度のマッチング…生徒の成績と問題の難易度を合わせるスキルです。講師にもよりますが、同じ学年、同じ教科を3年ほど繰り返すとある程度は出来るようになります。@は映像授業でも代替できますし、Aに関してはそもそもあまり必要ありません。やっぱりBが極端に難しく経験年数を重ねなければ会得出来ない技術です。

【考察】

学習塾が成績優秀者ばかり相手にしていた進学塾時代は@だけで教えるという仕事が成立しましたが、いろいろな成績の生徒さんが塾へ通ってくるようになると問題の難易度と成績を合わせる技術や工夫が必要になりました。これがクラス分け、つまり学力別クラス編成の意図です。

どころが、コンビニエンスストアのように教室が増えてくると1つの教室に300人も400人も生徒を集めることが難しくなり、結果的に思うようなクラス分けが出来なくなります。実はこれが個別指導形式が始まった理由です。つまり、個別指導塾はひとりひとりの生徒に対して成績と問題の難易度を合わせるために集団指導塾の「苦肉の策」から生まれたビジネスモデルなのです。

私たちが細かく難易度を表示した問題集を積極的に使っているのは集団形式の指導形態では100%成績と難易度をマッチングすることが出来ないことが分かっているからです。もし、今通っている個別指導塾が成績と難易度をキチンと合わせることをやっていないならそれは個別に指導しているとは言えませんし個別で指導している意味がありません。

成績と難易度さえキチンとマッチングすれば個別指導形式は大変有効な指導形態です。個別指導塾に限らず、私たちは生徒や親御さんの期待にお応えできるよう自らの技術を磨き、生徒さんたちを成績アップと志望校合格に導かなければなりません。







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